心不全

最近の心不全の診断技術は進歩しており、BNPという心臓から出るホルモンを測定するだけで心不全の程度が的確にわかるようになりました。
下記の症状のある方は、一度、測定されてみては如何でしょうか。
実は、BNPは心不全の症状が出る前から心機能の低下を教えてくれます。
よって、検診にも役立つと考えられます

心不全とは?

心臓は血液を送り出す重要な臓器ですが、その力が弱くなると様々な症状が出現してきます。
心不全は病名ではなく、「心臓の働きが不十分なために起きる状態」の事で症候名です。
心不全の原因は様々で、あらゆる心臓の病気が最終的には心不全に繋がります。

心不全の症状とはどのようなもの?

心不全の症状には、血液を送り出す能力の低下による症状、
つまり、「疲れやすい」「だるい」「動悸がする」というものがあります。
血液のうっ滞によって起こる症状
例えば
肺に血液うっ滞が起こると「息苦しさ」が生じ、体の各部分にうっ滞が起こると「むくみ」が生じます。
例えば
肝臓に血液がうっ滞すると、食後におなかがはったり、鈍痛をおぼえたりする場合もあります。

心不全の初期には・・・・
平地を歩くことは何ともないのですが、坂道を上ったり重いものを持ったりすると「息切れ」が出ることがあります。心不全がひどくなると仰向けで息苦しくなったりします。
さらには、夜、突然、息苦しくなって目が覚めることもあります。

心不全の治療にはどのようなものがあるでしょうか?

急性の心不全の際には入院を要することが多いようです。そういった場合には、まず、安静の確保や酸素投与を行います。高度に心機能が低下している場合は心臓の働きを高める薬が救命の為に用いられます。慢性の心不全では、まず、運動制限が必要ですが、病状が安定しておれば逆に負担にならない程度の運動を行います。薬は心臓を過度な刺激から守る類のものを用います。

心不全の原因となる病気の除去

心不全の治療の原則は、心臓の働きを低下させた原因をはっきりさせ、その病気を治療することが大事です。しかし、すでに心臓の働きがかなり低下している場合や、拡張型心筋症という心臓の筋肉自身の病気の時は、心不全の状態を少しでも改善する治療が主となります。この分野の治療法は最近著しく進歩しております。

慢性心不全の薬による治療

体内の余分な水分や塩分を取り除く利尿薬、心臓の動きやリズムを手助けするジギタリス、心臓への負担を軽くするアンジオテンシン変換酵素阻害薬、更にはベータ遮断薬を用いることがあります。

日常的な生活で注意点はあります?

心不全の原因となる疾患自体の進行はなくとも、時に心不全は悪化することがあります。但し多くの場合、悪化の引き金になるようなことは心がければ避けることができるようです。

例えば
過労はもちろん、風邪が心不全を進展させますが、これらは予防が可能です。
心不全の重症度に合わせた運動制限(時に運動療法)も必要でしょう。

予防1
食生活の改善が当然ながら重要です。
塩分のとりすぎは体からの水分排泄の妨げとなりますから、塩分の制限は水分制限以上に重要な意味をもっています。肥満や喫煙も心臓には有害です。

予防2
過度の飲酒を控えることで心不全が改善することもあります。

 

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